テニスは昔から高貴な方々が試合を楽しんだ

06 6月 2016 | 未分類

テニスは昔から高貴な方々が試合を楽しんだ

乗馬と並んで皇室で愛されるスポーツといえばテニスである。
ゴルフも確かに富裕層には愛されるスポーツであるが、皇族の方々がなさるとなると警備上の問題等がでてくる。
その点テニスコートは皇居の中にもあり、手軽に楽しんでいただけるというところか。
そういえば軽井沢のコートで試合をしたことがきっかけで結ばれた皇室カップルがいらっしゃったことをひと昔前の方ならご存じだろう。
だから、この世代にとっては高級なスポーツというイメージがとりわけ強い。
テニスが日本に入ってきたのは文明開化の時代に溯る。
ただし、最初は二人のプレーヤーが壁に向かってボールを打ち合い試合をするというスタイルで、今でいうスカッシュのようなものであったようだ。
そういえば、あのフランス革命の発端となったテニスコートの誓いのことを球戯場の誓いということもある。
そこで行われていたのがやはりスカッシュのようなものであったとのこと。
球技ではなく球戯と表現されることから、勝負にこだわる試合というよりは、高貴な方々が嗜む遊戯であったのかもしれない。

応援ではない、優雅に見守るテニスの試合

目まぐるしい動きのある球技のなかにあっても優雅なイメージをもつテニスであるが、そのことは、プレーヤーのみならず、試合を観戦する人たちにも由来するよう思える。
野球やサッカーを観戦に行く場合、応援する選手たちとともに燃焼するというイメージだが、テニス観戦のイメージは静粛と忍耐という言葉にまとめられるかもしれない。
プレーヤーがサーブを放つその瞬間は呼吸さえも止めて無音の状態を作り上げなければならない。
選手の力が拮抗していて長いラーリーが応酬されるような高度な試合となれば、試合時間は4時間を超える場合もある。
それでも、忍耐強く見守り続けなければならない。
応援するというよりは、まさに見守るという言葉がぴったりである。
流石に皇族の方々が愛するスポーツである。
ストレス解消のためにスポーツ観戦に行くということもあるが、テニス観戦に限ってはその対極の精神修養的なことにさえ思えてくる。
それだけに実力の拮抗した高レベルな試合を見終わった後の充実感は格別なものとなる。

テニスの試合で心がけたい観客としてのマナー

テニスの試合観戦時に心がけたいことをまとめてみる。
まず、インプレー中は一切の音を立てないこと。
そのため、事前に携帯機器については電源を切るかサイレントモードにすること。
飲食が禁止されてない観戦席でも、音がでるような食べ物は控えること。
応援時の服装もコスプレやかぶりものはテニス観戦にはそぐわない。
観客と選手との距離が近いため選手の視界に奇異なものが入らないような心がけが必要だ。
試合中の観戦席での移動はチェンジコートの時しか許されないため、トイレ等は事前に済ましておく必要がある。
テニス試合に参加したい
応援に関しても良いプレーを称賛する拍手はいいが、ひいき選手へのコールや、相手選手へのヤジは慎むこと。
こうなるとテニスの試合観戦は、スポーツ観戦というより、クラシック音楽のコンサート鑑賞と対比させてイメージした方がいいかもしれない。
クラッシック音楽でも演奏終了後には感動した観客からブラボーの声がかかることがあるように、実力伯仲の高レベルの試合の終了後には、選手双方を称える声が自然と湧き上がるものだ。


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